タミフルDS乳児・新生児の保険適用

Tam201ptp

タミフルが、1歳未満への処方も保険適用になりました。

2016年11月24日タミフルDSについて新生児と乳児への用法用量を追加しました。生後から1歳未満に対し3mg/kg 1日2回5日分で利用可能です。

これまでタミフルは1歳以上のみ承認されており、添付文書にも『1歳未満の患者に対する安全性及び有効性は確立していない』と記載がありましたが、今回、1歳未満でも保険適用になりました。

用量に注意

幼小児の場合:2mg/kg(ドライシロップ剤として66.7mg/kg)

新生児、乳児の場合:3mg/kg(ドライシロップ剤として100mg/kg)

公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用について|厚生労働省

幼小児の場合は2mg/kgですが、1歳未満の新生児、乳児の場合は3mg/kgと幼小児に比べて適応上量が増えています。

理由は、欧米での承認された量を参考にしており、民族差が認められない、実際使用しても有害事象が見られなかったためということです。

DS剤として1回0.1g/kgと統一してもらった方がわかりやすくていいんですがね。

ちなみに海外では固定用量を用いられています。

  • 15kg以下;1回30mg
  • 15kgー23kg;1回45mg
  • 23kg-40kg;1回60mg
  • 40kgを超える;1回75mg

10代への使用は警告

10代への使用はこれまで通り警告となっています。

10歳以上の未成年の患者においては、因果関係は不明であるものの、本剤の服用後に異常行動を発現し、転落等の事 故に至った例が報告されている。このため、この年代の患 者には、合併症、既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控えること。

間隔はどのぐらい開ける?

タミフルは1回目はできるだけ早く飲んだ方がいいです。2回目については国内における小児の臨床試験では3時間以上開けて実施ということなので、これを参考にすると、もし夕方に投薬しても夜に飲めたらもう一回飲むように指導した方がいいでしょう。

朝夕1回ずつ、食後の服用が一般的ですが、初回は直ぐに服用して2回目以降は規則的に飲めるような時間をご指導下さい。

タミフルは食事の影響を受けないため、服用は食事の前後を問いません。一般的には空腹時より食後の方が消化器系への影響は少ないと考えられています。

服薬間隔に関しては、必ず何時間以上あけるというような制限はありませんが、国内における小児の臨床試験では投与間隔は少なくとも3時間以上あけて実施しました。

タミフルドライシロップ3%|医療従事者向け 中外製薬

タミフルドライシロップを飲みやすくするには?

タミフルドライシロップはフルーツミックス味ですが、後味が悪くて、若干苦味があります。甘くすることで飲みやすくすることができます。

混ぜると飲みやすくなるもの

  • チョコアイス
  • ヨーグルト
  • いちごヨーグルト
  • ココア
  • オレンジジュース
  • スポーツドリンク

混ぜると相性が悪いもの

  • 乳酸飲料
  • バニラアイス
  • りんごジュース

カロナール細粒の相性がいいものと逆なんですよね。

参考

タミフル添付文書

タミフル、1歳未満への処方が保険適用に

他の薬剤師のブログを見る
にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ